筆者が人工知能(AI)という言葉を初めて意識するようになったのは、今から15年以上前、高校生のときかもしれません。

筆者は高校生の頃、物理部という部活に所属していました。

名前だけ聞くと、物理実験などをしているイメージを持つかもしれませんが、実際はプログラミングやロボット制作をしていました。

物理部の大きな活動の一つに、ロボットコンテスト(ロボコン)があります。

これは、テレビでやるような公式のコンテストではなくて、県内のライバル校の物理部との間で行うローカルなお祭りです。

ルール決めや運営は、全て部員たちで行います。

本番の試合(?)は、各学校の文化祭と、年1回の県内の地域イベントで実施されます。

部員たちは、このロボコンのために、ちまちまと放課後にロボットを作る日々を送るのです。

筆者の高校の物理部に、脈々と受け継がれ、そして頻繁に使われていた単語に、「NI」があります。

NIは、ナチュラルインテリジェンス、「自然知能」の略です。

これは単なるダジャレで、「AIではない」という意味です。(”自然”なのは、人工の反対語は自然だろうというだけの理由)

もう少し説明すると、NIというのは「自律していない制御」、つまり、人間が後ろから単に操作しているだけの仕組みを指します。

使われ方としては、「このロボットにはNIが搭載されている」「それってNIで動いているの?」といった感じです。

部員は皆、NIではなく、AI(人工知能)を搭載した自律したロボット制御を実現したいと夢見ていました。

しかし、私の在学中は最後までAIは実現せず、NI止まりでした。

あれから相当な月日が流れ、プログラミングやロボティクス、AIを取り巻く状況は一変しました。

今は、もしかすると、現役の後輩たちのロボットにはAIが搭載されているかもしれません。

久々に母校の文化祭を訪れたくなった、今日この頃です。